というわけで
久しぶりに独断・偏見的ベスト10(実際は10位までに収まらなかった…^^;)を開催しまーす。
俳優としての演技だけじゃなく、子供なんだけど洞察力があってお利口さんでちょっぴり生意気な子役が活躍する映画を選んでみました。
(ほとんど自分の好みに走っておりますが)
あくまでも「あの俳優さんの昔は?」ということではなくて「あの作品で光っていた子役」という趣向です。なので今では大人になって、現在も活躍する俳優さんもいれば鳴かず飛ばずになってしまった人、不幸にも亡くなってしまった方…さまざまです。
まずは昔の作品からいってみますね。
古い!これはかなーり古い。
テータム・オニール(Tatum O'Neal)。「ある愛の歌」のライアン・オニールの娘で父親と共演した「ペーパームーン(Paper Moon - 1973)」でアカデミー賞助演女優賞を最年少で獲得。(10歳でしたー!)
「がんばれベアーズ」も有名です。そばかすと涼しげな目が特徴ですね。ほんと、かわいかったなぁー
テニスプレイヤーのジョン・マッケンローと結婚し後に離婚。今現在は「ザ・ランナウェイズ」などで母親役で出演したり、ぼちぼち活躍していますね。
先に紹介したテータム・オニールは10歳でアカデミー賞を受賞しましたが、この方は11歳でアカデミー賞助演女優賞受賞。クリンとした目とキュートな口もとが印象的なアンナ・パキン(Anna Paquin)。(アナ・パキンかと思っていました…アンナなんですねぇ)
「ピアノ・レッスン(The Piano - 1993)」でアカデミー賞を受賞しました。両性愛者をカミングアウトしたのも記憶に新しいですね。
さて、次はあまりにも有名で今現在でも大活躍なこの方。「レオン(Leon - 1994)」で天才子役っぷりを発揮したナタリー・ポートマン(Natalie Portman)。彼女ももう33歳なんですねー。彼女、意外にもモデル出身だそうで「パトリック・スウェイジ会える」という言葉でスカウトに応じたとのことです。
レオンではショートボブがとても似合ってて「顔、ちっちゃいー!」って感嘆しました、ほんと。可憐なのだけどサボテンの花のような強さを秘めた女の子、マチルダを見事に演じていました。
こちらも今現在、大活躍中の俳優さん、クリスチャン・ベール(Christian Bale)です。デビュー作「太陽の帝国(Empire of the sun - 1987)」に出演したのが13歳の時です。映画は1941年日中戦争。時代に翻弄されながら成長するゼロ戦と日本軍に憧れるちょっと変わった少年の姿を描いております。体は小さいけれど顔は今のままほとんど変わらないって感じです。
次は…。今は亡き天才子役ブラッド・レンフロ(Brad Renfro)。うーん、行きていたら子役で終わらなかった…かな。とにかくこの年代特有のオーラを放っていました。
エドワード・ファーロングを発掘した方が彼をスカウトしたらしいですね。テネシー州ノックスビル出身ということで南部なまりがカッコいいんです。
「マイ・フレンド・フォーエバー」にするか悩みましたが、こちらにしました。「依頼人(The Client - 1994)」です。10歳なのに母親と弟を懸命に助けようとする姿が健気だし驚くほど大人びた少年でしたね。ビデオ、テレビ、DVDと何度となく観ております。リヴァー・フェニックス同様、その死はかなりショックでした。
先に名前を挙げたし...エドワード・ファーロング(Edward Furlong)いってみましょー♪なんでもメキシコとロシアとネイティブアメリカンの血が入っているということですが、ロシアっていうのは見てなんとなくわかります。彼もいい役者さんなんだけれど、やっぱり薬とかアルコールに走っちゃってねー。
ともかく、輝いていた時期といえばこの作品です、やはり「ターミネーター2(Terminator 2: Judgment Day - 1991)」
次は今でも活躍しているあの女優さん。キルスティン・ダンスト(Kirsten Dunst)。今、32歳なんですよね…12歳の時幼いヴァンパイアを演じて一躍脚光を浴びました。「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(Interview with the vampire - 1994)」です。役柄もあって生意気そうに見えましたが演技はすばらしいと思いました。憂いをおびた瞳ともともと色が白いので吸血鬼役がピッタリでした。好きな女優さんです。これからもどんどん活躍してほしいです。
さてさて…
次はあまり知名度はないかな。この子役さんは今どうしているのかな?調べれば分かるとは思いますが…
紹介する作品は スティーヴン・ザイリアン監督作「ボビー・フィッシャーを探して(Searching for Bobby Fischer - 1993)」でチェスを独学で覚え天才チェス・プレイヤーに成長して行く少年ジョシュの物語です。ラストがもうボロボロに泣かせてくれました。子供と思えないほど礼儀をわきまえている大人っぽい10歳の少年は実在の人物らしいです。ベン・キングズレーやローレンス・フィッシュバーンなどの名優に囲まれつつ素晴らしい演技を見せていた主役のジョシュ役を演じたマックス・ポメランクくん。今どうしているのかしら...
「アトランティスのこころ(Hearts in Atlantis - 2001)」の健気な少年ボビー・ガーフィールドを演じたアントン・イェルチン(Anton Yelchin)です。不思議な力を持つ老人テッド(アンソニー・ホプキンス)とボビー少年との友情の物語でした。ボビーの母親を見るとやがてこの子供達もこういう嘘つきで利己的な大人になってしまうのかって…自分もそうなのかな^^;
原作はスティーブン・キングの小説です。ボビーの母親は親として最低の人間、でもボビーは彼女を赦す大きな心の持ち主だったのが救いかな。共演のミカ・ブーレムも可愛らしかったです。
ボビーを演じたアントン・イェルチンは現在25歳で「オンリーラヴァーズ・レフト・アライブ」にイアン役で出演しておりました。可愛らしいまま成長しているんだけど、うーん。やはり主役級はムリかなぁって思いました。
彼はすばらしかった...けど俳優になったといえるかどうか…頭のよさそうな子供なので学業に専念しているんでしょうか。「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(Extremely Loud & Incredibly Close - 2011)」のトーマス・ホーン(Thomas Horn)君です。クイズ番組を観ていた映画のプロデューサーが目をつけたみたいですね。
この映画のオスカー少年役はピッタリはまっておりましたが少年を過ぎてからは俳優としてはどうなのか...ほとんど素人だし。ジェニファー・ローレンスみたいに演技の勉強を積まなくても才能を開花させてる例もあるし、わからないけれど。今後に期待です。今現在は17歳ですね、確か。
最後に 今は大女優に数えられるでしょう。彼女にもこんな時期があったのです。かのセルジュ・ゲンズブールとジェーン・バーキンを両親にもつサラブレッド、シャルロット・ゲンズブール(Charlotte Gainsbourg)。 この時期の彼女のオーラは大変なものでした。ベビーフェイスに母親譲りの両性的な容姿、そしてこの年ごろ特有の雰囲気を醸し出しシャイながら話す声はささやくようなウィスパーボイス。インタビューではさりげなくタバコをふかしつつ… ボーダーTにジーンズ、ショートカットがこの上ないほど似合っていました。このビデオもテープが伸びるほど繰り返し観てましたよ。 「なまいきシャルロット(L'Effrontée -1985)」です。
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