My Cinema Talk World: 2014

作品インデックス

2014/12/29

「シティ・オブ・ゴッド(City of God)」ー 今さらですが名作でしょう!



今年も残すところあと2日。
Twitterなどで2014年の映画ベストを公開されている方も多いようですが。
私は私が今まで観た映画ベストでもやろうかな…
って、生涯ベストなんてすぐに選べないですね、正直なところ
ただ生涯ベスト5、いやベスト3 ―― に入る映画がこれ「シティ・オブ・ゴッド」です。
またまたラテン映画、今度はブラジル映画です。
ブラジルなので言語はポルトガル語になりますね。余談ですがポルトガル語とスペイン語ってやっぱ似てますね、どちらか一つ習得すれば2ヶ国語できるようになると思いました。

シティ・オブ・ゴッド(原題:City of God)

監督:フェルナンド・メイレレス / 製作年:2003年


この映画、素晴らし過ぎて何度も繰り返し観てます、ついつい観ちゃうんです。
残念ながら劇場に行けなかったのでDVDを購入して観ました。
まずは驚くこと、これ実話なんです。
それを脚本化して実際撮り終えてみたら脚本以上の映画が出来上がってましたよーってことですよね。
本作が素晴らしすぎるから、テレビ番組の「シティ・オブ・ゴッド」を作っちゃったり、なにやら派生作品的映画も何本かあるようです。(未見です。)
製作総指揮にウォルター・サレスも名を連ねているのも気になっていたところ。
リオデジャネイロ近郊の貧困にあえぐファヴェーラと呼ばれるスラム地区が舞台で、そこに暮らす住人の視点で書かれた小説がベースになっています。
60年から80年代前半にかけてギャング化していくストリートチルドレンたちの世襲劇といった内容で、主要俳優のほとんどはオーディションで選ばれたリオデジャネイロ近郊にすむ子供達が演じているのが凄いところです。



キャスト

Buscape (ブスカ・ペ、Buscapé) - Alexandre Rodrigues(アレシャンドレ・ホドリゲス)
ギャングや拳銃が苦手な心優しい少年。写真が好きで、記者として下働きから地道に新聞社で働く。アレシャンドレは学校の舞台や短編映画に出演していた所を抜擢された。短編映画ではヴァポール2、TVドラマ版ではセリアードを演じている。

Li'l Ze (リトル・ゼ, Ze Pequeno: ゼ・ペケーノ) - Leandro Firmino da Hora(レアンドロ・フィルミノ・ダ・オーラ)
ダヂーニョの成長した姿。名前の意味は「小さなジョゼ」。ゼはジョゼを省略した呼称。ファベーラを一手に牛耳ろうとしてセヌーラと対立する。レアンドロは本作で俳優としてデビュー。短編映画でもディーラーのボス役で出演している。ちなみにレアンドロはリトル・ゼの凶暴な性格とは正反対の性格で、普段はとても温厚な人物である。そのため、リトル・ゼが子供を虐待するシーンでは心を痛めたという。

Li'l Dice(リトル・ダイス, Dadinho: ダヂーニョ、幼少時のリトル・ゼ) - Douglas Silva(ドゥグラス・シゥヴァ)
街一番のギャングを夢見る子供。あだ名の意味は「小さいサイコロ」。“心優しき3人組”とモーテル襲撃を企てたが失敗し他の街を転々とする。ドゥグラスは演技力と努力が認められ抜擢された。なおドゥグラスは、この映画の予行演習として撮られた短編映画及びTVドラマ版では、Darlan Cunha(ダーラン・クーニャ)演じるラランジーニャ(小さなオレンジの意)のコンビ(相棒)であるアセロラを演じた。

Cabeleira(カベレイラ) - Jonathan Haagensen(ジョナタン・アージンセン)
 “心優しき3人組”のリーダー格。あだ名の意味は「ロン毛」。ジョナタンはフェリペの兄で数多くの舞台を経験。短編映画ではマドゥルガダォンを演じている。

Bene(ベネ、Bené) - Phellipe Haagensen(フェリピ・アージンセン)
リトル・ゼのコンビで親友。カベレイラの弟。フェリピはジョナタンの弟。TVドラマ版ではエスペトを演じた。

Mane(マネ、Mané) - Seu Jorge(セウ・ジョルジ)
退役軍人で射撃のエキスパート。バスの車掌だったが、リトル・ゼに家族を殺された恨みからセヌーラ一派に加わり、幹部の一角にまでなる。通称二枚目マネ。演じるセウ・ジョルジは俳優でもあるが、サンバやファンク、ソウルをミクスチャーしたバンド、ファロファ・カリオカの元リーダー。現在はソロで活躍。日本でもCDが出ており、2005年にも来日した。

Cenoura(セヌーラ) - Matheus Nachtergaele(マテウス・ナッチェルガエリ)
リトル・ゼと敵対するグループのリーダー。マテウスは1997年のブラジル映画『クアトロ・ディアス』でデビュー。その後『セントラル・ステーション』など数本の映画作品に出演、主演男優賞なども受賞している。

 Angélica(アンジェリカ) - Alice Braga(アリシー・ブラガ)
 街一番の美人でチアーゴの彼女だったが後にベネの彼女になる。アリシはアメリカで活躍しているソニア・ブラガの姪。98年に映画デビュー、本作で2作目の出演。なお、同監督のカナダ・日本・ブラジル合作映画ブラインドネスにも主要人物として登場している。

Tiago(チアーゴ) - Daniel Zettel(ダニエル・ジッテゥ)
アンジェリカの恋人だったが、彼女に振られ麻薬中毒になる。 
Wikipediaより)

スタッフ・作品情報
監督:     フェルナンド・メイレレス
脚本:     ブラウリオ・マントヴァーニ
原作:     パウロ・リンス
製作:     アルドレア・バラタ・ヒベイロ
マウリツィオ・アンドラーデ・ラモス
製作総指揮:     ウォルター・サレス
ドナルド・ランヴァウド
音楽:     アントニオ・ピント
エド・コルテス
撮影:     セザール・シャローン
編集:     ダニエル・レゼンデ
公開:     2002年8月30日(ブラジル)
日本公開:      2003年6月28日
製作国     ブラジル、フランス、アメリカ合衆国
製作費     $3,300,000
興行収入     $30,641,770
原題:     Cidade de Deus

2014/12/17

「クリスタル・フェアリー」 ー サボテンでトリップしようぜ〜なお気楽道中♪



前から観たくて観たくて日本でDVD化されないか待っていましたが、時間が刻々と過ぎて行くばかりなので北米版ブルーレイを購入してみることにしました。

クリスタル・フェアリー(原題:Crystal Fairy & the Magical Cactus)

監督:セバスティアン・シルバ / 製作年:2013年


本作の監督はチリの鬼才セバスティアン・シルバ
代表作「家政婦ラケルの反乱 ( The Maid  2009 ) 」「マジック・マジック(Magic Magic 2013)」も観たいと思っていたもののこちらも日本ではDVD発売なくて、残念orzって思ったら「マジック・マジック」は来年日本でもDVDが出るそうです。
主演は「JUNO」のマイケル・セラ。タイトルにもなっているクリスタル・フェアリーを演じるのは「フィールド・オブ・ドリームス(1989)」でケビン・コスナーの娘、「Dearフレンズ(1995)」でデミ・ムーアの子供時代を演じたギャビー・ホフマン。
彼らと旅する3兄弟はセバスティアン・シルバ監督の実際の兄弟たちです。最初の方のシーンでは監督のセバスティアン・シルバも出演しています。
さて、「クリスタル・フェアリー」ですが、とにかく自分の好みの映画でした。youtubeで予告を観ただけなのですが「これ、自分好みかも。。。」って漠然と思っていた勘は当たりでした。やっぱり自分の好みの作品ってちょっとした場面を見ただけで自然に引き寄せられるものなのですね。

子役時代のギャビー・ホフマン





ストーリー
チリを訪れたアメリカ人ジェイミー(マイケル・セラ)は、メスカリン(強烈な幻覚作用を持つサイケデリック麻薬)を含むサボテン「サン・ペドロ」を手に入れてそのトリップ感覚を試すために、チリ人の悪友3兄弟と共に砂漠へ旅に出る。その途中、「クリスタル・フェアリー」と自称する謎のアメリカ人女性(ギャビー・ホフマン)に出会う。ジェイミーは、ハッパと酒の勢いで彼女も一緒に連れて行くことになるのだが。


キャスト
    ジェイミー:マイケル・セラ
    クリスタル・フェアリー:ギャビー・ホフマン
    フアン・アンドレス・シルバ:チャンパ
    ホセ・ミゲル・シルバ:レル
    アグスティン・シルバ:ピロ

スタッフ・作品情報
監督:セバスティアン・シルバ
製作:パブロ・ラライン
原題:Crystal Fairy & the Magical Cactus
製作年:2013年
製作国:チリ



2014/12/14

「ゴーン・ガール」 ー うーむ。「あの...それで?」な作品



昨日『ゴーン・ガール』映画館で観賞してきました。
最初、ダンナさまを誘っていたのですが、なんとなくイヤな予感がして妹と行こうかなと思ったら予定があわず結局1人で観賞することになりました。
二転三転しますよーって噂には聞いていて、まずは原作本の上巻だけ読んでおきました。上巻を読み終えて頭の中でいろいろ想像をめぐらせました。いい意味でワクワクだったんですよね…
まぁ、要は過大に期待しすぎたんでしょうね。「デヴィッド・フィンチャーの映画だから。」ってことで、ね^^;

ストーリー
ニック(ベン・アフレック)とエイミー(ロザムンド・パイク)は誰もがうらやむ夫婦のはずだったが、結婚5周年の記念日に突然エイミーが行方をくらましてしまう。警察に嫌疑を掛けられ、日々続報を流すため取材を続けるメディアによって、ニックが話す幸せに満ちあふれた結婚生活にほころびが生じていく。うそをつき理解不能な行動を続けるニックに、次第に世間はエイミー殺害疑惑の目を向け……。
Yahoo映画より)

キャスト
ニック・ダン(バーの経営者) - ベン・アフレック
エイミー・エリオット・ダン(ニックの失踪した妻) - ロザムンド・パイク
デジー・コリングス(エイミーの元彼) - ニール・パトリック・ハリス
タナー・ボルト(ニックの弁護士) - タイラー・ペリー
マーゴ・ダン(ニックの双子の妹でバーの共同経営者) - キャリー・クーン
ロンダ・ボニー刑事 - キム・ディケンズ
ジム・ギルピン刑事 - パトリック・フュジット
ノエル・ホーソーン(ニックとエイミーの近所の住民) - ケイシー・ウィルソン
エレン・アボット(ケーブル局の番組司会者) - ミッシー・パイル
シャロン・シーバ(ケーブル局の番組司会者) - セーラ・ウォード
アンディ・ハーディー(ニックの浮気相手) - エミリー・ラタイコウスキー
シャウナ・ケリー(捜索ボランティアのメンバー) - キャスリーン・ローズ・パーキンス
メアリーベス・エリオット(エイミーの母親) - リサ・バネス
ランド・エリオット(エイミーの父親) - デヴィッド・クレンノン
トミー(エイミーの元クラスメート) - スクート・マクネイリー
ジェフ - ボイド・ホルブルック

スタッフ・作品情報
監督:     デヴィッド・フィンチャー
脚本:     ギリアン・フリン
原作:     ギリアン・フリン『ゴーン・ガール』
製作:     レスリー・ディクソン
ブルナ・パパンドレア
リース・ウィザースプーン
セアン・チャフィン
撮影:     ジェフ・クローネンウェス
編集:     カーク・バクスター
製作会社:     ニュー・リージェンシー・ピクチャーズ
配給:     20世紀フォックス
公開:     2014年10月3日(アメリカ合衆国)
日本公開: 2014年12月12日
原題:Gone Girl
公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/gone-girl/





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ネタバレはありません。
本作を観賞した後のわたくし個人の感想であり、万人がすべてそう感じるわけではありません。


2014/12/05

『6才のボクが、大人になるまで。』ー 【祝】ニューヨーク映画批評家協会賞、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞受賞



劇場で観賞してからしばらく時間がたちました。
まさにすべてにおいて Time passes by…  時間は私たちを待たずに刻々と過ぎてゆきます。
さて、ラッキーなことにその後3度ほど観賞しました。
最初にレビューで書いた通り劇場では「うん、うんうん…」とうなずきじいちゃんが始終声を出していたので映画鑑賞するにはよい環境下とはいえなかったのです。
ネットで偶然拾った『6才のボクが大人になるまで。』が12月1日、2日と連日、ニューヨーク映画批評家協会賞(作品賞・監督賞・助演女優賞)そしてナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 受賞のニュースが嬉しいですね…お気に入りの映画だけにね。
ちなみにニューヨーク映画批評家協会賞を過去に受賞している作品を挙げると(私が特に好きな作品のみ)
「アニー・ホール」
「ディア・ハンター」
「クレイマー、クレイマー」
「愛と追憶の日々」
「マイ・レフトフット」
「羊たちの沈黙」
「ファーゴ」
「マルホランド・ドライブ」
「サイドウェイ」
「ブロークバック・マウンテン」
「ミルク」

いかがでしょう?!凄い作品たちが受賞していますよね。
しかしながら『マルホランド・ドライブ』が受賞してるとは…!!!
パトリシア・アークエットはニューヨーク映画批評家協会賞 助演女優賞を獲得しました。ついでにと言ってはなんですがイーサン・ホークも受賞して欲しかったな。



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2014/11/24

『そこのみにて光輝く』 ー 邦画にもこういう上質な作品があったのね。。。



タイトルがそそられるなぁーって以前から思っていて、さらに「王様のブランチ」に出演者3人が出て映画が紹介された時点で心がざわざわしていたのだけれど上映館が少なかったのでDVD発売まで待とうということになり、ようやく昨日念願が叶いました。
まず、冒頭の15分ほどで「すごいなぁ、コレ!」ってパンチを一発喰らわされ、ラストシーンまであっという間でした。

ストーリー
定職を持たずぶらぶらとその日暮らしで生活していた達夫(綾野剛)は、パチンコ屋で見るからにヤンキー風のフレンドリーな青年、拓児(菅田将暉)と出会う。拓児に連れてこられたボロい家には、母親、寝たきりの父親、そして姉の千夏(池脇千鶴)がいた。達夫と千夏は互いに惹かれるようになり二人は結ばれる。やがて、達夫は千夏の衝撃的な事実を知る……。

キャスト
    綾野剛(佐藤達夫)
    池脇千鶴(大城千夏)
    菅田将暉(大城拓児)
    高橋和也(中島)
    火野正平(松本)
    伊佐山ひろ子(大城かずこ)
    田村泰二郎(大城泰治)

スタッフ
監督:呉美保
原作:佐藤泰志
脚本:高田亮
音楽:田中拓人
製作:永田守
音楽:田中拓人
撮影:近藤龍人
編集:木村悦子
製作会社:「そこのみにて光輝く」製作委員会
配給:東京テアトル 函館シネマアイリス
公開:2014年4月19日(日本)
タイトル:そこのみにて光輝く(THE LIGHT SHINES ONLY THERE)


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2014/11/16

「6才のボクが、大人になるまで。」ー 自然に流れる時間、少年と家族の12年間。



「6才のボクが、大人になるまで。」公開劇場が少なすぎる!とぶぅたれながら一番近隣上映館である東京まで行ってみてきました。
90年代のようにミニシアター系の映画をもっと上映拡大して幅広い層にみてほしいなぁとつくづく思います。
観る前から知っていたことは、この作品はハリウッド映画的な定型プロットから逸脱しているからそれらに慣れてしまっている人には「何をいいたいのか」という感想しか持たないかもしれないということ。
現に某映画の感想サイトでは
「お金を払って長々と所帯染みた画像を延々と観なければならないの?」
「ただただ長過ぎる」
という感想も見ました…予想通り!

キャスト
エラー・コルトレーン : メイソン・エヴァンス・ジュニア
パトリシア・アークエット : オリヴィア・エヴァンス
ローレライ・リンクレイター : サマンサ・エヴァンス
イーサン・ホーク : メイソン・エヴァンス・シニア
リビー・ヴィラーリ : メイソンの祖母
マルコ・ペレッラ : ビル・ウェルブロック
ブラッド・ホーキンス : ジム
ゾーイ・グラハム : シェーナ
チャーリー・セクストン : ジミー
ジミー・ハワード : ミンディ・ウェルブロック

スタッフ・作品情報
監督・脚本 リチャード・リンクレイター
製作 リチャード・リンクレイター
キャサリン・サザーランド
ジョン・スロス
ジョナサン・セリング
撮影     リー・ダニエル
シェーン・ケリー
編集     サンドラ・アダイア
配給     IFCフィルム(アメリカ合衆国)
ユニバーサル・ピクチャーズ
東宝東和(日本)
公開 2014年1月19日(第30回サンダンス映画祭)
アメリカ公開 2014年7月11日(限定公開)
日本公開 2014年11月14日
原題 Boyhood
公式サイト http://6sainoboku.jp/

ストーリー
父母が離婚し、姉サマンサ(ローレライ・リンクレイター)とともに母オリヴィア(パトリシア・アークエット)に引き取られ暮らすメイソンJr.(エラー・コルトレーン)は6才。ある日オリヴィアが祖母が住むヒューストンに引っ越すと言い始める。友人に何の別れも告げられずに旅立つメイソンJr.。ヒューストンに移ると母親は大学に通い、新たに何かに挑戦する様子。
アラスカに旅に出ていた父親 メイソン・シニア(イーサン・ホーク)が戻り、彼らの引っ越し先に定期的にやってきて子供達をボーリングに連れて行ってくれたり楽しいひとときを過ごす。そんな折、大学に通っていた母がウェルブロック教授(マルコ・ペレッラ)となにやらうまくいっているカンジ。教授も離婚し、2人の子持ちである。やがて2人は再婚、それぞれの子供達と一緒に暮らし始めるが…




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2014/11/14

『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』ー 無作為の言葉だからこそ突き刺さることがあります



テイク・ディス・ワルツ」の感想を以前書きましたが、こちらは人生も下り坂の老夫婦の物語です。
サラ・ポーリーが監督した作品を観ると思うのですが、彼女は女性と男性の両方の感性を備えている特殊な人です。ごめんなさい、ゲイとかそういうことを言っているワケではありません。
美しい繊細な風景を描きながらも、そこに立つ人物にかなりグサっとささる一言を言わせてみたり…そんな部分が随所にみられます。

キャスト
    ジュリー・クリスティ:フィオーナ・アンダーソン
    ゴードン・ピンセント:グラント・アンダーソン
    オリンピア・デュカキス:マリアン
    マイケル・マーフィー:オーブリー
    クリステン・トムソン:クリスティ
    ウェンディ・クルーソン:モンペリエ
    アルバータ・ワトソン:ドクター・フィッシャー

スタッフ・作品情報
監督・脚本 サラ・ポーリー
原作 アリス・マンロー『クマが山を越えてきた』
製作 ジェニファー・ワイス、シモーン・アードル
ダニエル・アイロン
製作総指揮 アトム・エゴヤン、ダグ・マンコフ
撮影 リュック・モンテペリエ
編集 デヴィッド・ワーンズビー
配給 ライオンズゲート(アメリカ合衆国の旗)
ヘキサゴン・ピクチャーズ/アニープラネット(日本)
公開 2007年5月4日(アメリカ合衆国・カナダ )
日本公開 2008年5月31日
原題 Away from Her

ストーリー
44年も連れ添ったグラント(グラント・アンダーソン)とフィオーナ(ジュリー・クリスティ)はオンタリオ州に暮らす夫婦。フィオーナには時折アルツハイマーの兆候が現れ始めていた。
自分の症状に気が付いたフィオーナは介護施設に入ることを決意するが、その施設は環境に適応するために最初の30日間は誰にも面会できないという規則があった。グラントはその規則に納得できなかったが、フィオーナのために泣く泣く入居に同意したのだった。
最初の30日間が過ぎ、グラントが妻フィオーナを訪ねると、フィオーナはすっかり彼のことを忘れ、入居者の一人であるオーブリーという男性が夫だと思い込んでいた。愛する妻と他の男性が親密になっていく姿を見たグラントは、フィオーナにとって知人程度の単に覗き見をしているような立場に置かれ、いたたまれない気持ちになる。そんな中、オーブリーの妻が経済的な事情でオーブリーを自宅に引き取ることになる。オーブリーを失い落ち込むフィオーナは、症状が悪化日に日に衰弱してしまうのだった。



2014/11/06

「マップ・トゥ・ザ・スターズ」ー ハリウッドの裏側をシニカルに炙り出した快作(怪作?)



12月に日本公開の「マップ・トゥ・ザ・スターズ」を一足先に観ることができました。

ストーリー
ワイズ一家は原型的なハリウッドの名家。スタンフォード(ジョン・キューザック)はアナリストとメンタル面のコーチを生業(なりわい)にし富を手にしていた。
妻 クリスティーナ(オリヴィア・ウィリアムズ)は、13歳の子役俳優である息子ベンジー(エヴァン・バード)の仕事の世話をしている。
スタンフォードの顧客の一人、女優のハバナ(ジュリアン・ムーア)は母親のクラリス(サラ・ガドン)がスターになるきっかけとなった60年代映画のリメイク版を製作することを夢見ていた。
一方でハバナは毎晩のように亡きクラリスの亡霊に付きまとわれていた。
そんな中、ベンジーは9歳の時に加入したリハビリ・プログラムから抜けてしまう。
ベンジーの姉 アガサ(ミア・ワシコウスカ)は過去に放火事件を起こし自分も半身に火傷を負い治療を受けていが療養所から退院し、ハリウッドにやってくるのだが...

キャスト   
    ジュリアン・ムーア   
    ミア・ワシコウスカ   
    オリヴィア・ウィリアムズ   
    サラ・ガドン   
    エヴァン・バード   
    ジョン・キューザック   
    ロバート・パティンソン

スタッフ・作品情報
監督     :デヴィッド・クローネンバーグ
脚本     :ブルース・ワグナー
原題     :MAPS TO THE STARS
製作年  :2014年
製作国  :カナダ/アメリカ/ドイツ/フランス
日本公開:2014年12月20日



もちろん
ネタバレなしです!

2014/11/03

『Ricky リッキー』ー 超現実的ストーリー。現代女性の母性の欠失を描いてる?!



ストーリー
カティは7歳の娘リザと2人暮らしのシングルマザー。工場に勤める彼女はある日、新入りのスペイン人パコと出会いたちまちエッチ...そして妊娠。
パコはカティの家に住むようになるが、娘リザとはギクシャクしてうまくいかない。そんな家族に赤ちゃん“リッキー”が生まれる。そのうちリッキーの背中にアザを見つけるカティは、パコが虐待したと疑いだし怒ったパコは家を出て行く。しばらくすると、リッキーの背中から小さな翼が生え始め、翼はどんどん大きくなる。部屋の中を危なっかしく飛び回るようになるリッキー。世間に知られては大変と、必死にリッキーの翼を隠し続けるカティとリザだった…。

スタッフ・作品情報
監督     フランソワ・オゾン
脚本     フランソワ・オゾン エマニュエル・ベルンエイム
原作     ローズ・トレメイン
製作     クローディ・オサール、クリス・ボルズリ、ヴィエリ・ラッツィーニ
音楽     フィリップ・ロンビ
撮影     ジャンヌ・ラポワリー
編集     ミュリエル・ブルトン
公開      2009年2月11日(フランス) 2009年10月9日(イタリア)
日本公開 2010年11月27日



2014/10/29

『アデル、ブルーは熱い色』 ー アデルの圧倒的存在感に酔いしれる3時間



2013年 第66回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門でプレミア上映され、最高賞であるパルム・ドールを獲得、史上初めて監督のほかに出演女優の2人(アデル・エグザルホプロス、レア・セドゥ)にもパルム・ドールが贈られました。
劇場で見られずにDVD発売まで待つ計画でしたが英語字幕版DVDで見てみるか…って急に計画を変更してしまいました。
179minuites、約3時間なのですね~、この映画。DVDのパッケージ見て初めて気がつきました。
3時間。長尺ですから心して見ねばと意気込んでいましたが、そんなに長い気がしなかった…

キャスト
アデル・エグザルホプロス - アデル
レア・セドゥ - エマ
ジェレミー・ラウールト - トマ
カトリーヌ・サレ - アデルの母
オーレリアン・ルコワン - アデルの父
サンドール・ファンテック - ヴァランタン

スタッフ・作品情報
監督     アブデラティフ・ケシシュ
脚本     アブデラティフ・ケシシュ ガリア・ラクロワ
原作     ジュリー・マロ『ブルーは熱い色(フランス語版)』
製作     アブデラティフ・ケシシュ ヴァンサン・マラヴァル ブラヒム・シウア
撮影     ソファニ・エル・ファニ
編集     カミーユ・トゥブキス アルベルティーヌ・ラステラ
製作会社     ワイルド・バンチ カス・フィルム
フランス公開日      2013年5月23日(CIFF) 2013年10月9日
日本公開日      2013年10月25日(TIFF)2014年4月5日
製作国     フランス
原題 La vie d'Adèle – Chapitres 1 et 2
公式サイト http://adele-blue.com/



( http://832honey.tumblr.com/ )

2014/10/24

『ディス/コネクト』ー 繋がりたいのに現実に背を向ける人たち。



劇場で観たかった『ディス/コネクト』。DVD化されたので早速見ました。
ネット社会の恐さを描いた作品だという予備知識はあったので何か学ぶことがあるかも?と思い、家人を誘って見ていました。
しかし、一緒に観ていた家人はどうやら途中で飽きてきたようで途中離脱しました。


解説・ストーリー
SNS上で起こった事件をきっかけに、心の絆を取り戻そうとする人々の姿をサスペンスフルに描いた群像ドラマ。ある少年が、SNS上での嫌がらせを原因に 自殺未遂を起こす。しかし、仕事ばかりで家庭を顧みなかった父親は、息子がなぜ自殺を図ったのかがわからない。一方、嫌がらせをしていた少年は、元刑事の 厳格な父との父子家庭で、父親は威厳を示すことで愛情を伝えようとしていたが、少年はそんな父から愛情を感じるとることができなかった。互いの気持ちを知 らずにいた2組の親子を中心に、つながりを求めてネット上をさまよう人々が、事件をきっかけに再び絆を取り戻そうとする姿を描く。監督は長編ドキュメンタ リー「マーダーボール」でアカデミー賞にノミネートされた、ヘンリー=アレックス・ルビン。出演はジェイソン・ベイトマン、アレクサンダー・スカルスガル ド、ポーラ・パットンほか。
映画.com より)

キャスト
    ジェイソン・ベイトマン: リッチ・ボイド
    ホープ・デイビス: リディア・ボイド
    フランク・グリロ: マイク・ディクソン
    ミカエル・ニクビスト: シューマッカー
    ポーラ・パットン: シンディ・ハル
    アンドレア・ライズボロー: ニーナ・ダナン
    アレクサンダー・スカルスガルド: デレック・ハル
    マックス・シエリオット: カイル
    コリン・フォード: ジェイソン・ディクソン
    ジョナ・ボボ: ベン・ボイド
    ヘイリー・ラム: アビー・ボイド
    マーク・ジェイコブス

スタッフ・映画情報
監督:ヘンリー・アレックス・ルビン
製作:
    ウィリアム・ホーバーグ
    ミッキー・リデル
    ジェニファー・モンロー
製作総指揮:
    マーク・フォースター
    ブラッド・シンプソン
脚本:
    アンドリュー・スターン
撮影:
    ケン・セング
美術:
    ディナ・ゴールドマン
衣装:
    キャサリン・ジョージ
編集:
    リー・パーシー
    ケビン・テント
音楽:
    マックス・リヒター
原題 :    Disconnect
製作年:    2012年
製作国:    アメリカ
配給: クロックワークス


2014/10/21

「ツリー・オブ・ライフ」ー あの頃大嫌いだった父さんを赦せるようになったお話



前回はテレンス・マリック監督が若い頃に撮った「地獄の逃避行」について書きましたが、今回は私が一番好きなマリック映画「ツリー・オブ・ライフ」についてつらつら想いのままを綴ってみました。
思い入れが深いだけにかなり長文です。

キャスト
オブライエン(父)     ブラッド・ピット
オブライエン夫人(母)     ジェシカ・チャステイン
ジャック(長男)     ハンター・マクラケン
R.L.(次男)     ララミー・エップラー
スティーヴ(三男)     タイ・シェリダン
祖母     フィオナ・ショウ
後年のジャック ショーン・ペン

スタッフ・作品情報
監督 テレンス・マリック
脚本 テレンス・マリック
製作 デデ・ガードナー、サラ・グリーン、グラント・ヒル
ブラッド・ピット、ビル・ポーラッド
製作総指揮     ドナルド・ローゼンフェルト
音楽 アレクサンドル・デスプラ
撮影 エマニュエル・ルベツキ
編集 ハンク・コーウィン、ジェイ・ラビノウィッツ
ダニエル・レゼンデ、ビリー・ウェバー、マーク・ヨシカワ
製作会社     プランBエンターテインメント リバー・ロード・エンターテインメント
配給      フォックス・サーチライト・ピクチャーズ(ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ 日本)
公開 2011年5月27日(アメリカ) 2011年8月12日(日本)
製作費     $32,000,000
興行収入     $54,303,319


2014/10/16

11月8日公開「嗤う分身」が面白い!



 ストーリー
内気で存在感の薄いダメ男サイモン(ジェシー・アイゼンバーグ)は会社の上司や同僚にバカにされながら毎日を送っていた。コピー係のハナ(ミア・ワシコウスカ)に密かに想いを寄せているが、話しかけることもできない。ある日、新人のジェームズが入社してくる。なんと彼は、サイモンと全く同じ容姿をしていたのだった。相変わらずサエないサイモンに対し、要領がよくてモテるジェームズ。姿形は同じでも性格はまったく正反対の2 人。サイモンはジェームズの行動に翻弄されながら、やがて思いもよらぬ事態へと引きずり込まれていく...。

キャスト・スタッフ・作品情報
原作:フョードル・ドストエフスキー「分身(二重人格)」
監督・脚本:リチャード・アイオアディ『サブマリン』/共同脚本:アヴィ・コリン『ミスター・ロンリー』
製作総指揮:マイケル・ケイン
出演:ジェシー・アイゼンバーグ、ミア・ワシコウスカ、ウォーレス・ショーン、ヤスミン・ペイジ、ノア・テイラー
2013/イギリス/93分/
配給:エスパース・サロウ
公式サイト:http://waraubunshin-espacesarou.com/



2014/10/14

「地獄の逃避行」ー これがマリックの原点なのか...(まぁ、そうなのだろうな)



ブログ始まって以来の旧い映画を紹介します...なんと、70年代の映画は初めてになります。

ストーリー
退屈な生活を送っていた15歳の少女ホリー(シシー・スペイセク)は、ある日ジェームズ・ディーンそっくりの清掃係の男キット(マーティン・シーン)に声をかけられる。キットのような男がどうしてぱっとしない自分と付き合うのか不審に思ったが、何度も会っているうちに恋心が芽生えた。
看板屋をしているホリーの父親(ウォーレン・オーツ)は2人の関係を知って激怒し、キットに出入り禁止を言い渡す。キットはホリーと共に駆け落ちしようと窓から侵入するも、父親に見つかってしまい、発砲。ガソリンで家を燃やしてホリーと一緒に逃走する。
Wiki より)

キャスト
キット(マーティン・シーン)
ホリー(シシー・スペイセク)
ホリーの父親(ウォーレン・オーツ)

スタッフ・作品情報
監督     テレンス・マリック
脚本     テレンス・マリック
製作     テレンス・マリック
製作総指揮     エドワード・R・プレスマン
音楽     ジェームズ・テイラー、ジョージ・アリソン・ティプトン
撮影     ブライアン・プロビン、ステヴァン・ラーナー、タク・フジモト
編集     ロバート・エストリン
公開      1973年10月15日(アメリカ合衆国)日本未公開




2014/10/13

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」ー 母の形見が泣けてくるぜ



いまさらですが「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」見てまいりました。
劇場での予告編で何度か見ていて面白そうだと気になっていたし、70年代の音楽満載ということでそこにもそそられてチェックしてあったのですがいろいろあって今さら劇場に行った次第。
3D苦手なため2D字幕で見ました。家人を誘ったらお断りされ、字幕は郡山でしかやっていないこともあり、急遽郡山まで車をとばし久しぶりに1人きりで見ることになりました。
郡山駅近辺って久しぶりで新鮮というか、早めに着いたから散策しようかなーなんてブラブラしてたんだけれども、かなりひなびた風情になっていて驚きました。
余談でございました...

ストーリー
1988年。母親が息をひきとった直後。9歳ピーター・クイル(クリス・プラット)は、ヨンドゥ・ウドンタ率いる宇宙海賊ラヴェジャーズによって地球から宇宙に連れ去られてしまう。それから20年後、彼は惑星間を渡り歩くトレジャー・ハンターになっていた。ある日、謎の球体“オーブ”を発見したピーターは換金のためにザンダー星のブローカーを訪れるも、待っていたのは、暗殺者ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)だった。賞金稼ぎのアライグマのロケット(声:ブラッドリー・クーパー)と相棒の樹木型ヒューマノイド、グルード(声:ヴィン・ディーゼル)も仲間に加わって派手な戦いを繰り広げたため、彼らはザンダー星警察に逮捕されてしまう。投獄された4人がそこで出会ったのは、凶暴な囚人ドラックス(デイヴ・バウティスタ)。妻子を殺した犯人の仲間だったガモーラの命を狙うドラックスを、止めるピーター。ガモーラは“闇の存在”を裏切り、その支配から逃れようとしていたのだ。ドラックスも仲間に加わりオーブを換金して金を手に入れたいピーターと仲間たち。それぞれが目的は違っていたが、アライグマのロケットを中心に協力して脱獄する5人だったが…

キャスト
ピーター・クイル/スター・ロード:     クリス・プラット
ガモーラ:     ゾーイ・サルダナ
ドラックス:     デイヴ・バウティスタ
ロナン:     リー・ペイス
ヨンドゥ:     マイケル・ルーカー
ネビュラ:     カレン・ギラン
コラス:     ジャイモン・ハンスゥ
ローマン・デイ:     ジョン・C・ライリー
イラニ・ラエル/ノバの司令官:     グレン・クローズ
コレクター:     ベニチオ・デル・トロ
グルート:     ヴィン・ディーゼル(声のみ)
ロケット:     ブラッドリー・クーパー(声のみ)

スタッフ・映画情報
監督:     ジェームズ・ガン
脚本:     ジェームズ・ガン、ニコール・パールマン
原作:     ダン・アブネット、アンディ・ランニング
製作:     ケヴィン・フェイグ
製作総指揮:     ルイス・デスポジート、アラン・ファイン
ヴィクトリア・アロンソ、ジェレミー・レイチャム
ニック・コルダ、スタン・リー
音楽:     タイラー・ベイツ
撮影:     ベン・デイヴィス[1]
編集:     クレイグ・ウッド、フレッド・ラスキン、ヒューズ・ウィンボーン
製作会社:     マーベル・スタジオズ
配給:     ウォルト・ディズニー・スタジオ
公開:    アメリカ合衆国 2014年8月1日/日本 2014年9月13日



2014/09/22

ちょっとしたお知らせ。

リクルートライフスタイル ギャザリーにライフスタイルのキュレーターとして参加させていただいています。

ギャザリーとは
『ギャザリー』は、リアルな生活を充実させるためのキュレーションメディアです。飲食・美容・旅行・ファッションを中心とするライフスタイル領域に特化し、その分野のスペシャリストが編集する記事をユーザーに提供することで、人々が日々の生活の中でよりよい選択をするための手助けをします。
YOMIURI online より)

今まで6記事ほど掲載させれています。


夏の終り、ノスタルジックな気持ちにさせられる映画






「6才のボクが、大人になるまで。」−リチャード・リンクレイター監督が12年かけて完成させた話題作





映画の中のおしゃれでキュートなちょっぴりエキセントリックな女の子たち




公開から30年! 『ゴーストバスターズ』が帰ってくる!!






「アメリ」のジャン=ピエール・ジュネ監督 初3D映画「天才スピヴェット」がおもしろそう






2014年秋冬 10月~11月公開 この映画がおもしろい!!







キュレーター名は、なかやまジントニックです(単純にジントニックが大好きなだけ...)
宜しくお願いします。

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