あらすじ
小さなダイナーでウェイトレスとして働くベティ(レネー・ゼルウィガー)は、親切で誰からも慕われる一方、粗野な夫デル(アーロン・エッカート)は秘書と浮気をし、隠れてドラッグを捌くとんでもない男だった。ベティの楽しみは、病院を舞台にしたソープオペラ『愛のすべて』(A Reason to Love)を見ることで、仕事中にも夢中でテレビを見るほど熱中していた。
そんなある日、ドラッグ絡みで夫が二人組の殺し屋(チャーリー:モーガン・フリーマン、ウェズリー:クリス・ロック)に惨殺されるところを見てしまう。精神の均衡を保てなくなったベティは、自分は看護婦で、ソープオペラの主人公デヴィッド(グレッグ・キニア)が自分を待っていると思い込み、一路ハリウッドへと向かう。しかし、殺人の現場を見られたことに気がついた殺し屋のチャーリーとウェズリーは、ベティの後を追っていくのであった。
(Wikiより引用)
作品情報
監督:ニール・ラビュート
脚本:ジョン・リチャーズ、ジェームズ・フラムバーグ
製作:スティーヴ・ゴリン、ゲイル・マトラックス
公開:2001年5月12日(日本公開)
キャスト
ベティ・サイズモア:レネー・ゼルウィガー
チャーリー:モーガン・フリーマン
ウェズリー:クリス・ロック
デヴィッド・ラベル医師 / ジョージ・マッコード:グレッグ・キニア
デル(ベティの夫):アーロン・エッカート
バラード保安官:プルイット・テイラー・ヴィンス
ロイ(新聞記者):クリスピン・グローヴァー
ローサ(ロサンゼルスでの同居人):ティア・テクサーダ
ライラ(番組プロデューサー):アリソン・ジャニー
エレン(「キャニオン・ランチ・バー」の女主人):ハリエット・サンソム・ハリス
レネー・ゼルウィガーの魅力満載
ブリジット・ジョーンズに並ぶくらいのはまり役だと思いました。
純粋、気立てがいい、他人に好かれる、(完璧な美人ではイヤミだけれど)イヤミがない美人、健康的....こういう役をレネーに演じさせたら右に出るものはいないでしょうね。
ドラマに熱中しすぎて、現実と架空の物語との区別がつかなくなる...っていったら「キモいわ~っ!」ってなるんだけれど、周りの人々は彼女の性格のよさに助けてあげなきゃって気持ちになっちゃうんですね。得な性格ですよね。
連ドラを食い入るようにみるベティの目、表情。
ただただ、イノセント !!
レネー・ゼルウィガー、まったくもってすごい女優さんだと再認識しました。
モーガン・フリーマンとクリス・ロックの親子がまたデコボココンビというか息子はどこか冷めていて冷淡、父親は人間味にあふれているというかロマンチックを夢見ているご老人なんですね。
2人の掛合いが絶妙なテンポで最高です。
モーガン・フリーマンって常にどこか悟り切ったような役が多いですが、ここではベティを追いかけているうちにあれこれ想像力が働いて写真の中の彼女に恋をしてしまいます。
一方、ベティはロスにでて看護婦のコスプレをして病院に勤務しようとします、少し勉強をしたこともあって人命を救い実際病院に勤務しちゃいます。(薬局ですが)
そうそう...ロスに向かう度の途中で寄ったバーの女主人との会話がすごくよかった。
ベティがまだ小さい頃におこづかいをためて、病気のお母さんに憧れのホテルの宿泊をプレゼントたエピソード。
バーの女性はとても感激して、ベティに心を開き自分が「ローマの休日」に憧れてローマに旅行に出た話をするとベティは「私はカンザスから出たことがないの」と。
会話の最後にベティがドラマと現実がごちゃまぜになったおかしなことを話しだすのだけれど、普通は「ふざけないで!」っていいたくなるだろうけれど、女主人は「おかしな女」とか突き放したりしないんですね、彼女の無垢でけなげさな目を見て心が通じたのでしょうね。
ベティは、ロスでドラマの主役の俳優と実際に会うことになります。
この部分がこれまたなんだかハラハラドキドキしちゃって。
映画のところどころに夢見てるベティの内面にあわせるように「ケ・セラセラ」が流れたり、音楽がピッタリでよいです。
お話の展開もベティの頭の中のような少し現実離れした流れになっていますが、レネーの演技がしっかりと見ている人の心を捉えているので大丈夫。
そしてラストは....
私は違う展開になってほしかった、モーガンの夢を叶えてもらいたかった個人的には。
ま、いっか、ベティが幸せになったんだし♪
作品に溢れるほんわか優しい空気はレネーの演技力のお陰なのでしょうね。
レネーのプックリ唇も可愛らしくて、相変わらずチャーミングでした
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