My Cinema Talk World: 「バタフライ・エフェクト」 リメイクのニュースから喚起して

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2013/10/02

「バタフライ・エフェクト」 リメイクのニュースから喚起して

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かなり前…おそらくDVDが出たばかりの頃に「バタフライ・エフェクト」何度か観ました…その度、自分なりの解釈が次々生まれてきて、他のブロガーの方も感想や細かい分析記事を書いていて、それってやっぱり脚本書いた方と監督さんは凄いんだなーと思います。
原作は映画化するのが困難だということで公開にこぎ着けるまでかなり時間がかかったと聞きました。劇場公開向けにかなり改変しているらしいし。

ところで、私は全く記憶がないんだけれど我が家ではバタフライ・エフェクト2と3も見ているそうです、家人と一緒に...私もエヴァンと同じである部分の記憶が抜け落ちてしまうのかしらね。(ただ単にイマイチ入り込めなくて途中で寝てしまったと思われます、あはは)
確かに2は、DVDを所有していたし、家人も「3ほどで酷くはなかった…と思うよ」と言っておりましたのでまた後から改めて見てみることにします。
(3が酷いと言っていますが、これはあくまでも家人の所見です、ご了承ください..ちなみに私と家人とでは映画の趣味がまったく違います。)

さて、バタフライ・エフェクトがリメイク(リブート?)されるらしいとTwitterのTLで目にしました。(今年の7月末くらいかな)
監督、製作すべて同じメンバーですが、アシュトン・カッチャーの出演は未定らしいです。
この映画は「カオス理論」の中の「バタフライ効果」がテーマなワケですが、過去に戻って何度も人生が変えられるというのはうらやましいですよね、そうすると「やりなおしがきかない人生」とか「運命」とか言う言葉がなくなってしまうワケです。
それができるのなら大人になってからの経験や思考をふまえて、子供の頃に戻って失敗を修正できれば最高かもしれないですね。
現実にできないことが実現できてしまうのが映画ですから。
でも、主人公エヴァン(アシュトン・カッチャー)がうらやましくもあるのですが、悪戦苦闘しつつ何度修正してもあの程度であるなら自分だったら過去を忘れ去って生きて行きたいですね。
前だけを見据えて…(なんてカッコいいこと言ってますがもともと前向きな性格ではないんですよ。。。)
さて
今更ストーリーなど書き綴る必要もないと思います…が一握りの観ていない方に向けて敢て紹介します…Wikiからの引用ですが^^;
ストーリー

時折、記憶を喪失する少年だったエヴァン。成長してからはその症状も無くなったのだが、ある日、その治療のために小さい頃から書いていた日記を読むと過去に戻れる能力がある事を知る。自分のせいで幼馴染のケイリーの人生を狂わせてしまった事を悔やみ、過去に戻り運命を変える事を決意する。しかし、過去に戻り、選択肢を変えることにより新たに始まる人生は、ことごとく、彼を含め彼の愛する人の誰かが、幸せではなかった。エヴァンは、自分とその周りの人々が、全員幸せになる人生を求め、戻るべき過去の時点と、その選択肢を模索する。


(Wikipediaより)
【作品情報】
監督・脚本  エリック・ブレス、J・マッキー・グラバー
製作  クリス・ベンダー、A・J・ディックス、アンソニー・ルーレン、J・C・スピンク
出演  エヴァン:アシュトン・カッチャー
ケイリー:エイミー・スマート
トミー:ウィリアム・リー・スコット
レニー:エルデン・ヘンソン
アンドレア: メローラ・ウォルターズ
ジョージ(ケイリーとトミーの父):エリック・ストルツ
公開      アメリカ 2004年1月23日
興行収入 $57,940,000(アメリカ、カナダ)
$96,060,858(全世界)


バタフライ・エフェクトのプロットの重要な部分は、エヴァンがトラウマになっているであろう子供の頃の記憶の肝心な部分の記憶が欠落していて、その欠落部分にだけ戻ることができることです。
エヴァンが戻ることができる過去のできごと
1. エヴァンが友達のケイリーとトミー&ケイリーの父親(エリック・ストルツ)に地下室でビ

デオを撮られる場面(児童ポルノ的な...ケイリーの父親は変態らしい。)

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2. ケイリー宅で見つけたダイナマイトを近所の家の郵便ポストの中に入れて隠れて様子を見ている場面(エヴァン、ケイリー、トミー(ケイリーの兄の悪ガキ)、レニー(エヴァンの友達)の4人)

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3. 郵便ポスト事件の時、病院に運ばれたレニーが回復したのでケイリーとともに訪ねその後

レニーを森に連れ出す。トミーがエヴァンの愛犬を袋に入れ火をつけようとしてるところを目撃する場面。

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小さい頃に医師に勧められて書いていた日記を見る事により、上の3つの場面に戻りケイリー、トミー、レニーそしてエヴァンの母親の人生が変わって行く。
しかし、なかなかうまくいかないんですね、誰かが幸せになれば誰かが不幸になり…
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考えれば、人生で自分の周囲でみんなが幸せなるってなかなかないかもしれないと思う。
この映画ほど極端に誰かが不幸のどん底に堕ちるってほどではないけれど、大抵あちらを立てればこちらが立たず的なカンジですよね。
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結果的に、ラストシーンは一番無難に纏まってよかった…ん?あれ?。
このラストの無難な結果に持ち込むのに「アレ?」って思ったのは今まで戻っていた(記憶が欠落していた3つの場面)よりもさらに過去に遡っているんですよね。
しかもそこに遡るために、いつも使っていた日記帳を読む方法ではなくて“8mmフィルムを見る”という方法を使っています。
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細かいことを書くとキリがないので、この辺にしておきますね。
どんな些細なことでも、自分の振る舞いが後に大きく運命や政治やその他もろもろの事象を変えられるのなら、じっとしていないで動くべきなのでしょう。
こんな風に無理に考えをまとめてスッキリさせましょうねー^^
ただ、私個人的に小さい頃からこういうタイムスリップ的な作品が好きで小学校時代に筒井康隆の七瀬三部作を愛読していましたが、読むたび最後はスッキリしない後味の悪さが残るのです。
タイムスリップできる人は、好き勝手にタイムスリップして自分が危ない時に別な場面に逃げられるけど、後に取り残された人々はどうなっちゃうんでしょう?
その辺も何かで読んだ気がするのですが思い出せません。(筒井康隆作品だったかも...)
すっかり「バタフライ・エフェクト」から脱線していました^^;
とにかく、件のリブート版は主演はアシュトン・カッチャーにこだわらないのでよい作品を作ってほしいですね、期待してます!
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それと...最後の最後に
エンディングに流れるオアシスの”Stop Crying Your Heart Out”(アルバム Heathen Chemistryの1曲)がいいですねー、ラストシーンにマッチしてて。
アルバムが発売された2002年にワタクシごとですが、仙台にオアシスのLIVEに行くことができまして感動のあまり泣きそうになった出来事を思い出しました。
参考
「バタフライ・エフェクト」がリメイクへ(映画.com)

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