My Cinema Talk World: すばらしき哉…

作品インデックス

2012/03/26

すばらしき哉…




久しぶりにハマったドラマだったな…
小泉今日子主演の「最後から二番目の恋」
脚本がすばらしいし、(後からホームページで知ったんだけど「無理な恋愛」の脚本家さんなのね)主演の小泉今日子演じる、仕事に燃えながらも独り身でいる現実を噛み締めながら生きる45歳のリアルな演技。そして、中井貴一と内田有紀…この二人の演技力がまたまたすばらしい。
じーん…
ずーん…
とくる台詞もあちこちに散りばめられている。
特に第一話の始めの部分に小泉演じる千明が語る現在の年齢とイマイチ折り合いがつけられない、過去に自分が思い描いていた45歳と実際その年齢になっている違和感…このくだりがとても納得いくのだ。
ドラマが回を追うごとに面白くなって
「人生も捨てたもんじゃないな。」
って改めて実感させられるそんなドラマだ。
小泉さんと中井さんの長回しの緊迫感ビシビシの長台詞のぶつかり合いがこれまたスゴいの一言、それになんとも可笑し、楽しいし哀しい!
様々な人間同士のつながりが一分のムダなく描かれている。
中でも特に泣かせてくれたセリフがある。
主人公 千明(小泉今日子 )が46歳の誕生日を迎え長倉家全員でサプライズでお祝いするシーン。
手作りケーキに46本のローソクをたて準備したがそれをなんとなしに自分へのイヤミと受け止めてしまった千明は
「23本くらいならケーキとのバランス的にちょうどほどよい本数だけどこのザマはなんですか?」
っぽい言葉を投げつける。
いつもならやり合うだろう和平(中井)が千明に 静かにこんな言葉で説明する。
「誕生日というのは、一つは生まれた日におめでとうと祝うこと、それと今まで元気で生きてこられたことをお祝いする二つの意味がある。46本のローソクはあなたが一日一日46年間、一生懸命生きてきた証しなんだから疎かにできないものなんですよ 」と。
記憶なので正確ではないがこんな意味合いのことを言うこの場面は、 観ているものがそれぞれの人生を重ね合わせてしまうと思う。
特にこのドラマの和平の弟(坂口憲二が演じる…内田有紀と双子の設定)は脳に腫瘍があり誕生日を迎えられる重みが他者とはまた違うからこそ、弟を思えばこそ出てきた言葉なのだ。
私…そしてダンナさままでじーんと来ていた。
「あれ?まま泣いてるよ!」
と息子に指摘され、若干照れるf^_^;)
きっと舞台になった江ノ電の極楽寺駅にカメラを持って出向く何某女子もいるかも…だね。
最後に今、芦田愛菜ちゃんを始め実力派の子役さんが話題だけど中井貴一の娘役の白本彩奈ちゃんが美少女で、ハーフかと思ってたがベラルーシと日本人のハーフだそうでほんと可愛いo(^▽^)o

あ、エンディングロールのモノクロ写真にもいつも惹かれてましたな。
出演者の撮影合間の素顔…みたいな。

そのうちスペシャルやらないかなぁ~