さて、前編に引き続き後編をお送りします。
『ロストボーイ』
(原題: The Lost Boys) 1987年
監督:ジョエル・シューマカー出演:ジェイソン・パトリック、コリー・ハイム
コリー・フェルドマン、キーファー・サザーランド
吸血鬼映画も80年代に入ると様々な変種が作られるようになったが、本作などさながら“ティーン・ヴァンパイアvsティーン・ヴァンパイア・ハンター”といった若者仕様の一編。西海岸の田舎町へ引っ越してきた兄弟が、吸血鬼に詳しい漫画オタクの兄弟と共に、カリフォルニアに潜むヴァンパイアに立ち向かう。R・ドナーが製作総指揮を担当したSFXホラーだが、本作の少しまえに作られた「フライトナイト」に比べると、全然子供向けのチープな作品。同じくドナーが監督した「グーニーズ」の吸血鬼版と考えた方がてっとり早い。( allcinemaより)
なんだか解説では軽んじられているようですが、私は本作は大好きでした。
特に若きキーファー・サザーランド(ジャック・バウアーでおなじみの...)が演じた吸血鬼が魅力的なのと今は亡きコリー・ハイムが可愛かった...コメディ要素満載で本作も好きです。
People Are Strange - Echo & The Bunnymen
もともとドアーズの名曲です。エコバニがカバーして、なかなか味のある曲に仕上がっています。
Cry Little Sister - Gerard McMahon
映画にピッタリです!
チャーリー・セクストンやLAガンズなどたくさんのミュージシャンにカバーされています。
『再会の街/ブライトライツ・ビッグシティ』
(原題:Bright Lights, Big City )1988年
監督:ジェームズ・ブリッジス出演:マイケル・J・フォックス、キーファー・サザーランド
フィービー・ケイツ、ダイアン・ウィースト
J・マキナニーの原作自体、スノッブすぎて読者を選ぶのに、それをただ真面目に映画にしてはダメだ。マイケル・Jもいつもの軽みを捨て、シリアスに励んでいるが、子供が背伸びしてわざわざ大人の苦労を抱え込んでるのを見て誰が喜ぶ? テキーラとコカインに溺れる神経衰弱のニューヨーカーたちを皮肉るまでもなく、これも一つの青春-と提示するに留まる映画に誰が金を払う? ラスト、一敗地に塗れて覚醒してゆくマイケル・JがさまようN.Y.の“限りなく透明に近い”青の夜明けばかりが美しい。( allcinemaより)
なかなか手厳しい感想ですね。確かにそうでした。それでも筆者はJ.マキナニーの原作が大好きだし、この作品も嫌いになれない。
偶然にも先に紹介した「ロストボーイ」 に出演していたキーファー・サザーランドとダイアン・ウィーストが本作にも出演しています。
マイケル.J.フォックスが、奥さまのトレイシー・ポランと出会い結婚するきっかけになった作品でもあります。
CENTURY'S END - Donald Fagen
スティーリー・ダンのドナルド・フェイゲンがグループ解散後出した初のソロアルバム「ナイトフライ」(名盤!)に収録されています。
DIVINE EMOTION - Narada
ナーラダ・マイケル・ウォールデンは、フュージョン系のバンド(バンド名は忘れました、後で調べます...)のドラマーです。
バンドよりプロデューサーでの活躍の方で有名でした。
80年代はアレッサ・フランクリンの「フリーウェイ・オブ・ラブ」(カッコいい曲!)や故 ホイットニー・ヒューストンのデビューアルバムをプロデュースで、いい仕事していました。
プリンスの「グッド・ラブ」もここで紹介したかったのですが、動画がないので...残念です。
『プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角 』
(Pretty in Pink)1986年
監督:ハワード・ドイッチ出演:モリー・リングウォルド、アンドリュー・マッカーシー 、
ジョン・クライヤー
母親のいない家庭で父ジャックとつましい生活を送っている女子高生アンディ。彼女は、アルバイト先の客で同じ高校に通うブレーンに恋していた。そんなある 日、アンディはなんとブレーンの方からデートを申し込まれる。その一方、アンディに恋心を抱く同級生のダッキーは心配で落ち着かない。
( allcinema より)
モリーちゃん、そばかす赤毛でかわいい。80年代に青春映画で大活躍のアンドリュー・マッカーシーも出ております。
OMD - If You Leave
80'sヒットに必ず入っているといってもいいくらいの代表曲です。今聞いてもキュンとします。
The Smiths - Please, Please, Please, Let Me Get What I Want
ドリーム・アカデミーがカバーしていたバージョンも好きです。
『ダーティ・ダンシング』
(原題:Dirty Dancing)1987年
監督:エミール・アルドリーノ出演: パトリック・スウェイジ ジェニファー・グレイ
シンシア・ローズ ジェリー・オーバック
60年代を舞台に、一家で避暑地を訪れた17歳の少女が経験する恋を激しくセクシーなダンスをエッセンスに描いた青春ラブ・ストーリー。60年代のヒット 曲を14曲挿入、アカデミー主題歌賞に輝いた。主演は「若き勇者たち」のパトリック・スウェイジ。監督はダンス演出家で83年“He Makes Me Feel Like Dancin”でアカデミー・ドキュメンタリー賞に輝いたエミール・アルドリーノ。好評につき、TVシリーズも作られた(本邦未放映)。(allcinemaより)
映画もさることながら、サウンドトラックも次々とヒットをとばしました。気をよくして2枚目のサントラも発売されていました...ね(記憶では)。
オールディーズ中心で、私は個人的に旧いのは好きではなかったのでこの2曲を紹介することにしました。「ハングリー・アイズ」も入れたかったですが...
パトリック・スウェイジ の曲は、彼が自ら作詞して歌っています。「(500)日のサマー」でもちらっと流れていました。単調なメロディですが、ジーンと沁みます。
彼が亡くなっているから、余計ですね。
She's Like The Wind - Patrick Swayze
Time of my Life
『カクテル』
(原題:Cocktail) 1988年
監督:ロジャー・ドナルドソン出演:トム・クルーズ、ブライアン・ブラウン
エリザベス・シュー、ケリー・リンチ
兵役あがりのブライアンは一攫千金を夢見てニューヨークに降り立つが、就職活動は難航し、ふとしたきっかけでバーテンダーのアルバイトを始める。オーナーのダグラスとコンビを組み、派手なバーテティングで評判を呼んで快調な滑り出しをみせるが、やがて二人は仲違いし、別々の人生を歩んでいく。
( wiki より)
本作のキャッチコピーは「この男のいるところ、いつも喝采…」だそうですが、それは現在のトム・クルーズのことじゃないでしょうか? まさにトムの活躍を予言しているようです。
本作のキャッチコピーは「この男のいるところ、いつも喝采…」だそうですが、それは現在のトム・クルーズのことじゃないでしょうか? まさにトムの活躍を予言しているようです。
The Beach Boys - Kokomo
カクテルといえばビーチボーイズのこれです!
John Cougar Mellencamp - Rave On
ジョン・クーガーの曲は、概ね土臭いカントリーソングばかりであまり好きな部類ではなかったのですが、「Rave on」については気に入っていたました...
ロビー・ネヴィルの「Since When」も...と考えましたが、前編にたくさん紹介したような曲と同じ部類なので、やめました。一発屋でしたが、1986年の1stアルバムは大ヒットしました。
彼の音楽には、ちょっとR&Bの要素も入っていましたので好みでした。
『シー・オブ・ラブ』
(原題:Sea of Love) 1989年
監督:ハロルド・ベッカー出演:アル・パチーノ エレン・バーキン ジョン・グッドマン
ニューヨークで連続殺人が発生。被害者は全員男性で、全裸のまま殺されている。そして現場には必ず“シー・オブ・ラブ”のレコードが……。妻と別れたばかりの刑事は、被害者がやっていたように、新聞の恋人募集の広告を出し、犯人への手掛かりを捜す。やがて一人の女が容疑者として浮かび上がるが、刑事はその女と恋に落ちてしまう……。パチーノとE・バーキンの顔合わせによる、アダルト感覚のサスペンス・スリラー。全米TV放映時には、ロレイン・ブラッコ演ずる前妻のエピソードが加えられた。
(allcinema より)
結構まったりとした展開だった気がします。(ずっと見ていないのですっかり忘れています)アル・パチーノの同僚役でジョン・グッドマンが出ておりました。
本作で使われるのがクラシックなフィル・フィリップスの曲(1959)。
私が敢えてここで紹介させていただくのは、1984年ザ・ハニードリッパーズの方になります。ロバート・プラントの気だるげな歌いっぷりがGOODです。
しっかりアルバムも購入しておりまして(写真)、針がすり減るほどヘビロテしてました。ツェッペリンのメンバーにナイル・ロジャースってメンツがスゴいですね。今、見ても...
Sea of Love - Robert Plant's The Honeydrippers
嗚呼、レコード聴きたい!
『恋人たちの予感』
(When Harry Met Sally...) 1989年
監督:ロブ・ライナー
出演:ビリー・クリスタル メグ・ライアン キャリー・フィッシャー
出演:ビリー・クリスタル メグ・ライアン キャリー・フィッシャー
初対面で最悪の印象を互いに持った二人が、“男女の間に友情は成立するか”という命題に苦悩しつつ、11年の後に結ばれるコメディ・タッチのラブ・ストーリー。散文詩的な作りの中で魅力をフルに発揮した主演二人(特にM・ライアンはポスト・ゴールディ・ホーンとでも言うべきキュートさ)とNYの色々な顔を美しく捉えたバリー・ソネンフェルドの撮影が素晴らしい。
( allcinema より)
今の季節に観賞するのがいいですね、この作品…この時期に自然とDVDを見ていたりします。
秋のNYをこの作品と「オータム・イン・ニューヨーク」で満喫して下さい!
私の中では、「恋人たちの予感」でのメグ・ライアンとビリー・クリスタルが永遠に彼らの姿です。
It Had To Be You - Harry Connick, Jr.
ビリー・ホリデイ、エラ・フィッツジェラルド、アニタ・オデイなどなど著名なシンガーに歌い継がれているクラシカルナンバーです。
映画「メンフィス・ベル」や「コピーキャット」で俳優としても活躍するジャズシンガー、ハリー・コニックJr.が歌っています。
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