My Cinema Talk World: 「 ラッシュ/プライドと友情 」ー 真実に基づく二人のレーサーの友情の物語

作品インデックス

2014/08/10

「 ラッシュ/プライドと友情 」ー 真実に基づく二人のレーサーの友情の物語


 すっかりご無沙汰しておりました。お仕事のサイクルが変わり、一日のほとんどを職場で過ごし帰宅すれば映画を観賞するのが精一杯で感想upまで体力が残っておりませんでした^^;
ラッシュ/プライドと友情」がDVD販売され、いきつけのTSUTAYAの新譜コーナーに陳列されていたのでレンタルして観ました。
実は、2月にすでに観賞しておりましたが、感想は書いておりませんでした。実在する2人のF1レーサーの真実に基づく物語で当然ながらサーキットでのレースシーンなどがほどよくちりばめられており、小細工なしで分かりやすく纏められております。

ストーリー
1970年代、毎年2人が事故で死亡するF1の世界で伝説となった2人のレーサーが存在した。
ジェームズ・ハント(クリス・ヘムズワース)は野性的思考であり、毎日を人生最期の日の様に謳歌する豪放なプレイボーイで、勘を活かした走りを得意としていたイギリス人。ニキ・ラウダ(ダニエル・ブリュール)は「コンピュータ」と評される論理的思考であり、レーサーのイメージとはかけ離れた勤勉な男で、工学の知識を活かして自らマシンを整備する走りを得意としていたオーストリア人。全く正反対の性格の2人はやがてライバル関係となり、度々レースで競い合う仲になる。
そして1976年― シーズン成績1位を独走するラウダとそれを追うハント。ドイツグランプリのその日は朝から豪雨でニュルブルクリンクサーキットの状態が悪かったため、レースを決行するべきかどうか審議が行われた。ラウダは中止を主張したが、ハントは決行を支持し、最終的に予定通り開催されることとなった。しかし、そのレースでラウダはクラッシュし、生死をさまよう重症を負ってしまう。ハントは彼のクラッシュの原因が自分にあると考えショックを受けるが、その後のラウダが参加できないレースでラウダとの差を埋めていく。一命は取り留めたラウダは、病院でその様子を見て奮起し、事故後わずか42日後にレースに復帰するが......
wikipediaより)

キャスト
    ジェームス・ハント:クリス・ヘムズワース
    ニキ・ラウダ:ダニエル・ブリュール
    スージー・ミラー:オリヴィア・ワイルド
    マルレーヌ・クナウス:アレクサンドラ・マリア・ララ
    クレイ・レガツォーニ:ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ
    ルイス・スタンレー :    デヴィッド・コールダー
    ナース・ジェマ:ナタリー・ドーマー
    アラステア・コールドウェル:スティーヴン・マンガン
    アレクサンダー・ヘスケス:クリスチャン・マッケイ
    スターリング・モス:アリスター・ペトリ
    バブルス・ホースリー:ジュリアン・リンド=タット
    テディ・メイヤー:コリン・スティントン
    ハーベイ・ポスルスウェイト:ジェイミー・デ・コーシー     エンツォ・フェラーリ:アウグスト・ダラーラ    
    ハンス・ラウダ:ハンス=エッカート・エックハルト
    ルカ・コルデーロ・ディ・モンテゼーモロ:イラリオ・カルボ     ガイ・エドワーズ:ジェームス・ノートン

スタッフ
監督     ロン・ハワード
脚本     ピーター・モーガン
製作     ロン・ハワード、ブライアン・グレイザー、アンドリュー・イートン、エリック・フェルナー、ブライアン・オリヴァー、ピーター・モーガン
製作総指揮     トビン・アームブラスト、タイラー・トンプソン、トッド・ハロウェル
音楽  ハンス・ジマー
撮影  アンソニー・ドッド・マントル
編集  ダニエル・P・ハンリー、マイク・ヒル
配給     ユニバーサル・ピクチャーズ(アメリカ合衆国)
スタジオカナル(イギリス)
ギャガ(日本)
公開 2013年9月13日(イギリス)
   2013年9月20日(アメリカ合衆国)
   2014年2月7日(日本)
原題 Rush


ジェームズ・ハントとニキ・ラウダという実在するF1レーサーの実話に基づく作品です。
ハント役はマイティ・ソーでおなじみのクリス・ヘムズワース、ラウダ役は「グッバイ、レーニン!」「サルバドールの朝」のダニエル・ブリュールが熱演。
ダニエルは、実際のニキ・ラウダに近づけるため前歯を出っ歯気味にしております。という役作りの恩恵もあり、当然ジェームズ・ハントがとびきりのハンサムに見えてしまうワケです。
2人ともにレーサーとしての並外れた才能を持っているのだがニキは車に関してはメカニックもやれるほどの知識と感覚も兼ね備えています。一方ハントはどちらかといえば持ち前の感性でがむしゃらに走るタイプ。
好敵手として無意識に互いを認め合っているからこそ「あいつにだけは負けたくない」という意地の張り合いでサーキットでの戦いは続きます。
瀕死の重傷をおったラウダの奇跡的な復帰、事故後たったの42日でレースに戻るまで彼が妻のため、そしてプライドのため努力する姿はやはり泣けましたね。並の精神力ではムリでしょう。


いつも強がって女をとっかえひっかえのハントが実は精神的に弱い人間だったという事実、派手な生活に囲まれながら「生きてるうちに楽しまなきゃ」とニキ・ラウダに言い放っていた彼が45歳で心臓発作が原因で亡くなっていることもなんとなく納得できます。常に何かに急かされているような人生だったんだろうな。
作品中のレースシーンについてはyoutubeでアイルトン・セナなど、一昔前の車載画像など見慣れてるせいかそれほど迫力は感じなかった、正直なところ。
モータースポーツにおいてウェットのコンディションで走るのってほんと恐いだろう。走る前のタイヤのチョイスでほとんど決まってしまうと思う。
昔、遊びでサーキット走行などをやっていたが、たまたま一度雨の時走るときがあって思いのほか自分がビビリでスピードが出せないことに驚いたものだった。そのスピードの中ででもコーナーで滑って回ってしまい、それにビクついてその日は走行を切り上げてしまったのだ。
こういう作品を公開することでモータースポーツに興味を持つ人が増えればいいなとも思いました。
ニキ・ラウダ夫人役のアレクサンドラ・マリア・ララ(実生活では俳優サム・ライリーの奥さま)が芯の強い女性をエレガントに演じていてよかった♪





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