My Cinema Talk World: 夏の終り、ノスタルジックな気持ちにさせられる映画 7選

作品インデックス

2014/09/10

夏の終り、ノスタルジックな気持ちにさせられる映画 7選

暑い夏が終わると不思議とノスタルジックな映画がみたくなるもの。こんな時期にピッタリな「あの頃」を思い出させるティーンが主人公の映画を並べてみました。
(紹介する作品は過去記事と多少重複しています)






マイ・フレンド・フォーエバー(1995)

原題 The Cure=特効薬。
ブラッド・レンフロが演じるエリックと隣の家に住むHIVに感染している少年デクスター(ジョゼフ・マゼロ)の友情と冒険の物語。放っておけば長くは生きられないデクスターの病を治すための特効薬を探し始める2人。
ともに父親がいない家庭という共通点があるものの母親の愛情の掛けかたが全く違っているのもポイント。入り組んだストーリーなどなく、少年2人のひと夏の物語が中心になっています。
デイヴ・グルーシンの音楽が映画にピッタリ。

マイ・フレンド・フォーエバー(原題:The Cure)は、1995年のアメリカ合衆国のドラマ映画。二人の少年の深い友情を描くヒューマンドラマである。
日本公開時、『マイ・ライフ』『マイ・ルーム』『マイ・フレンド・メモリー』の「マイ~」シリーズの一部として『マイ・フレンド・フォーエバー』とタイトルが付いた[要出典]。なお、すべてのストーリーの関連性はない。
( Wikipediaより )





アトランティスのこころ (2001)




成長するに従って消えていく少年少女の心。11歳のボビーが過ごした特別な夏が切なく描かれています。
大人が子供に対し都合よくうそをついて裏切っているか...彼の母親を通して痛感、反省させられる。演技派アンソニー・ホプキンスが地味目(演技面)だが不思議な力を持つ謎めいたキャラクターを演じていま す。原作は作家スティーヴン・キングが1999年に発表した5つの中短編から成る小説の中の一部分です。
11歳のボビー を演じるのは「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライブ」でイアンを演じたアントン・イェルチンです。

写真家ボビーのもとに幼なじみの訃報が届く。生まれ故郷に戻ったボビーはそこで、過去の出来事を思い起こす。それは1960年の夏。11歳のボビーは友だちのキャロルとサリーの3人で楽しい毎日を過ごしていた。そんなある日、彼と母親が二人で住む家の二階に新しい下宿人テッドがやって来た。知的で物静かなその老人にはある不思議な力があった。父を早くになくしたボビーは、そんなテッドに特別な親しみを感じていく。しかし、テッドはその不思議な力のために謎の男たちから狙われていた。そして、男たちはすぐそこまで迫っていた……。
Yahoo映画 より )





天国の口、終りの楽園。(2001)




もう、会うことがないであろう2人の若者と美しい人妻のひと夏の旅を描いたロードムービー。監督は「ゼロ・グラビティ」のアルフォンソ・キュアロン、撮影 はキュアロン作品や「アトランティスのこころ」でもおなじみのエマニュエル・ルベツキが担当してます。出演は、「モーターサイクル・ダイアリーズ」のガエ ル・ガルシア・ベルナルと「フリーダ」などのディエゴ・ルナ。
凝ったストーリーはなくても独特の空気感とメキシコシティから海辺までの景色、若者の刹那的で自堕落でカオス的日々を切り取ることでノスタルジックな気分にさせてくれます。
(過去に当ブログでも感想をupしています)

幼なじみのフリオとテノッチは17歳の高校生。溢れるエネルギーを持て余し気味の二人が考えることといえばセックスのことばかり。ところが、肝心のガールフレンドたちは旅行に出かけてしまい、せっかくの夏を何をするでもなく過ごしていた。そんなある日、親戚の結婚式で二人は年上の女性ルイサと知り合う。彼女をドライブに誘うためダメもとで“天国の口”という在りもしないビーチの名を口にする二人。ところが、数日後、夫の浮気を知ったルイサはテノッチに一緒にドライブ旅行に行くと告げる。慌てる二人だったが、チャンスとばかりルイサを連れアテのない旅に出るのだった……。
Yahoo映画 より)




なまいきシャルロット(1985)



フランスの名女優シャルロット・ゲンズブールの10代の頃の初々しくはにかんだ表情がなんとも魅力的。監督はクロード・ミレール。本作に続いて「小さな泥棒」もシャルロット・ゲンズブールを主演にしている。80年、90年代のファッションも参考にしてみてはいかがでしょう?!

7月のパリ。夏のバカンスにわくリセエンヌたちにまじって、13歳のシャルロットはなんとなく憂鬱だった。何故だか自分でもよく分からないが、無骨で頑固な父や口の悪い兄、メイドで亡くなった母代わりのレオーヌに、ついあたってしまう。そんなある日、教室に行こうとしたシャルロットの耳に、音楽室から美しいピアノのメロディが聞こえてきた。おもわず覗き込んだ彼女はそこで、同じ13歳の天才少女ピアニストのクララの姿を目にする。優雅で自信に満ちた彼女を見たシャルロットは、自分の中で憧れとも嫉妬ともつかない奇妙な感情に揺さぶられるが……。思春期の少女だけが持つ、開かれた未来に対する不安、他人の美しさや才能に対する憧れと嫉妬、無邪気にのびのびと夢を描くような少女の感性の世界を、美しい映像とテンポのいい音楽、そして温かな視線で描いた青春映画の快作。主役のシャルロット・ゲンズブールの、美しくもあどけない表情が絶品。
Allcinema より )




旅するジーンズと16歳の夏(2005)



監督は「そんな彼なら捨てちゃえば?」のケン・クワピス、原作はアン・ブラッシェアーズの小説「トラベリング・パンツ」(原作本も面白いのでオススメ!)。デビューしたてのブレイク・ライブリーがステキです。

アメリカ・メリーランド州ベセスダ。そこで育ったカルメン、レーナ、ティビー、ブリジットは母親のお腹の中にいるときから、ずっと一緒に苦楽を分かちあってきた大の親友。ある年、レーナは祖父母のいるギリシャのサントリーニ島へ、ティビーはそのまま家に、ブリジットはサッカーの合宿、カルメンはサウスカロライナにいる父のもとを訪ねるため、互いに離ればなれの夏を初めて過ごすことになった。その別れの前日、たまたま入った古着屋で、身長も体形も異なる彼女たちの誰が履いても完璧に似合う不思議な1本のジーンズに出会う。
4人はそのジーンズを離ればなれになっても変わらぬ友情の証として、みなで順番に着回す約束を交わす。そして4人の夏が1本のジーンズとともに始まり、彼女たちはかけがえのない何かを見つけることになる。
Wikipedia より )




ヴァージン・スーサイズ (1999)




ヘビトンボの季節、6月から9月の時期に起こった出来事はセシリアの自殺が発端となっています。
夏は少女たちを自堕落にし、関心があるものにはよりセンシティブになります。そして恋愛は10代の女の子たちを大胆な生き物に変化させます。セシリア事件の後に姉妹の次女ラックスがモテ男トリップに恋をしてまた新たな事件への伏線になります。
これらの一連の事件の目撃者はリスボン姉妹に関心を寄せる同年代の男の子たちです。
(中略)
少女たちの自殺が一つの主題にはなっているけれど、原因が何かは関係なく実際は少女たちを傍観する空気感を一緒に感じる映画です。少年たちが成長して自分の親と同年代になってもリスボン家のあの夏の事件は忘れ去ることができないでしょう。
( 当方別ブログ記事より )

美しくてかわいく、それでいてどこか謎めいたところのあるリズボン家の5人姉妹。ヘビトンボが、美しい郊外の街を覆いつくす6月、そんな5人姉妹の末妹セシリアが聖母マリアの写真を胸に抱きながら、剃刀で腕を切った。一命はとりとめたものの、彼女は数日後、自宅で開かれたパーティーの最中、窓から身を投げて命を落とす。繊細でかつ危うさを秘めた思春期の少女達の揺れ動く心情を、巨匠F・F・コッポラの娘にしてこれが監督デビュー作のソフィア・コッポラが瑞々しいタッチで描いたドラマ。
Yahoo映画より)




Dearフレンズ (1995)




デミ・ムーア、メラニー・グリフィスなどのベテラン女優陣もさることながら、少女時代を演じた女優たち(ゾーラ・バーチ、クリスティーナ・リッチ、ギャ ビー・ホフマン)もすごい。ほとんど無名時代のブレンダン・フレイザー(「ハムナプトラ」など)もちょい役で出ています。バックに流れるのは70年代の音楽...ジャクソン5やモンキーズなどのヒット曲。女の子版「スタンド・バイ・ミー」といわれる映画です。(残念ながらDVD化はされていません。)
(当方の別ブログで紹介しています。)
インディアナ州、ガスライト・アディションの街。主婦クリシー(リタ・ウィルソン)の家に、医師のロバータ(ロージー・オドネル)、作家のサマンサ(デミ・ムーア)、女優のティーニー(メラニー・グリフィス)の幼なじみが十数年ぶりに集まった。2度の流産を経験し現在臨月のクリシーは、「誰かが必要とすれば皆集まる」という12歳の時の約束を持ち出して、皆を呼んだのだ。今では違う人生を歩いている彼女たちだったが、かつて全員でお金を溜めて買った庭のツリー・ハウスを見た時、4人は一気にあの頃に引き戻された……。70年の夏。
映画.com より)




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