
今年も残すところあと2日。
Twitterなどで2014年の映画ベストを公開されている方も多いようですが。
私は私が今まで観た映画ベストでもやろうかな…
って、生涯ベストなんてすぐに選べないですね、正直なところ
ただ生涯ベスト5、いやベスト3 ―― に入る映画がこれ「シティ・オブ・ゴッド」です。
またまたラテン映画、今度はブラジル映画です。
ブラジルなので言語はポルトガル語になりますね。余談ですがポルトガル語とスペイン語ってやっぱ似てますね、どちらか一つ習得すれば2ヶ国語できるようになると思いました。
シティ・オブ・ゴッド(原題:City of God)
監督:フェルナンド・メイレレス / 製作年:2003年
この映画、素晴らし過ぎて何度も繰り返し観てます、ついつい観ちゃうんです。
残念ながら劇場に行けなかったのでDVDを購入して観ました。
まずは驚くこと、これ実話なんです。
それを脚本化して実際撮り終えてみたら脚本以上の映画が出来上がってましたよーってことですよね。
本作が素晴らしすぎるから、テレビ番組の「シティ・オブ・ゴッド」を作っちゃったり、なにやら派生作品的映画も何本かあるようです。(未見です。)
製作総指揮にウォルター・サレスも名を連ねているのも気になっていたところ。
リオデジャネイロ近郊の貧困にあえぐファヴェーラと呼ばれるスラム地区が舞台で、そこに暮らす住人の視点で書かれた小説がベースになっています。
60年から80年代前半にかけてギャング化していくストリートチルドレンたちの世襲劇といった内容で、主要俳優のほとんどはオーディションで選ばれたリオデジャネイロ近郊にすむ子供達が演じているのが凄いところです。

キャスト
Buscape (ブスカ・ペ、Buscapé) - Alexandre Rodrigues(アレシャンドレ・ホドリゲス)(Wikipediaより)
ギャングや拳銃が苦手な心優しい少年。写真が好きで、記者として下働きから地道に新聞社で働く。アレシャンドレは学校の舞台や短編映画に出演していた所を抜擢された。短編映画ではヴァポール2、TVドラマ版ではセリアードを演じている。
Li'l Ze (リトル・ゼ, Ze Pequeno: ゼ・ペケーノ) - Leandro Firmino da Hora(レアンドロ・フィルミノ・ダ・オーラ)
ダヂーニョの成長した姿。名前の意味は「小さなジョゼ」。ゼはジョゼを省略した呼称。ファベーラを一手に牛耳ろうとしてセヌーラと対立する。レアンドロは本作で俳優としてデビュー。短編映画でもディーラーのボス役で出演している。ちなみにレアンドロはリトル・ゼの凶暴な性格とは正反対の性格で、普段はとても温厚な人物である。そのため、リトル・ゼが子供を虐待するシーンでは心を痛めたという。
Li'l Dice(リトル・ダイス, Dadinho: ダヂーニョ、幼少時のリトル・ゼ) - Douglas Silva(ドゥグラス・シゥヴァ)
街一番のギャングを夢見る子供。あだ名の意味は「小さいサイコロ」。“心優しき3人組”とモーテル襲撃を企てたが失敗し他の街を転々とする。ドゥグラスは演技力と努力が認められ抜擢された。なおドゥグラスは、この映画の予行演習として撮られた短編映画及びTVドラマ版では、Darlan Cunha(ダーラン・クーニャ)演じるラランジーニャ(小さなオレンジの意)のコンビ(相棒)であるアセロラを演じた。
Cabeleira(カベレイラ) - Jonathan Haagensen(ジョナタン・アージンセン)
“心優しき3人組”のリーダー格。あだ名の意味は「ロン毛」。ジョナタンはフェリペの兄で数多くの舞台を経験。短編映画ではマドゥルガダォンを演じている。
Bene(ベネ、Bené) - Phellipe Haagensen(フェリピ・アージンセン)
リトル・ゼのコンビで親友。カベレイラの弟。フェリピはジョナタンの弟。TVドラマ版ではエスペトを演じた。
Mane(マネ、Mané) - Seu Jorge(セウ・ジョルジ)
退役軍人で射撃のエキスパート。バスの車掌だったが、リトル・ゼに家族を殺された恨みからセヌーラ一派に加わり、幹部の一角にまでなる。通称二枚目マネ。演じるセウ・ジョルジは俳優でもあるが、サンバやファンク、ソウルをミクスチャーしたバンド、ファロファ・カリオカの元リーダー。現在はソロで活躍。日本でもCDが出ており、2005年にも来日した。
Cenoura(セヌーラ) - Matheus Nachtergaele(マテウス・ナッチェルガエリ)
リトル・ゼと敵対するグループのリーダー。マテウスは1997年のブラジル映画『クアトロ・ディアス』でデビュー。その後『セントラル・ステーション』など数本の映画作品に出演、主演男優賞なども受賞している。
Angélica(アンジェリカ) - Alice Braga(アリシー・ブラガ)
街一番の美人でチアーゴの彼女だったが後にベネの彼女になる。アリシはアメリカで活躍しているソニア・ブラガの姪。98年に映画デビュー、本作で2作目の出演。なお、同監督のカナダ・日本・ブラジル合作映画ブラインドネスにも主要人物として登場している。
Tiago(チアーゴ) - Daniel Zettel(ダニエル・ジッテゥ)
アンジェリカの恋人だったが、彼女に振られ麻薬中毒になる。
スタッフ・作品情報
監督: フェルナンド・メイレレス
脚本: ブラウリオ・マントヴァーニ
原作: パウロ・リンス
製作: アルドレア・バラタ・ヒベイロ
マウリツィオ・アンドラーデ・ラモス
製作総指揮: ウォルター・サレス
ドナルド・ランヴァウド
音楽: アントニオ・ピント
エド・コルテス
撮影: セザール・シャローン
編集: ダニエル・レゼンデ
公開: 2002年8月30日(ブラジル)
日本公開: 2003年6月28日
製作国 ブラジル、フランス、アメリカ合衆国
製作費 $3,300,000
興行収入 $30,641,770
原題: Cidade de Deus